・日時:令和6年11月28日 午後2時~
・会場:岡山コンベンションセンター 404会議室
・講師:延暦寺一山華王院住職
叡山学院准教授 長谷川裕峰師
・研修内容「歎徳、表白、啓白等の作成並びに構成について」
この度の教学委員会主催の研修と致しましては、岡山コンベンションセンターにて、「歎徳、表白、啓白等の作成並びに構成について」と題しまして、延暦寺一山華王院住職 叡山学院准教授 長谷川裕峰師を講師にお招きし、研修会を行いました。
長谷川先生が今回の研修で最も伝えたかったのは、葬式の中で法要の主旨を唱える法則(表白、啓白)や、歎徳をきちんと作ることで、檀信徒さんには、このお坊さんに頼んでよかった、と感じて頂けますし、私たちも檀信徒さんに心から向き合える、という事ではないでしょうか。
特に、歎徳とは、亡くなった人の生前の功徳を讃える文で、葬式の中では重要なものであります。これを構成するにあたっては、どんな季節に亡くなったか、どんな人柄でどんな一生を過ごされたか、何歳で亡くなったか、といった事が、亡くなった人によって全てが異なるため、本来は一人一人に応じて、内容を変えて書くべきであります。
仏様に、私たち僧侶が亡くなった人の今後をお願いするのですから、その様子を見たご遺族に安心して頂ける事を思いながら、歎徳や法則を作る事を一層心がけようと思える良い研修会であったと感じました。